木炭紙にインク+アクリル絵具 – 490 × 645 mm


ピエール・アモイヤル、パスカル・ロジェ「ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第1番 ト長調」

ブラームスのヴァイオリン・ソナタ第1番はオーギュスタン・デュメイとマリア=ジョアオ・ピリスの演奏で聴き始め、良い曲だな、どう聴き込んでいくかな、と思案していましたが、暫くして他の音楽に夢中になり私の頭の中から抜けて忘れていました。
数年前に上記のCDをとある方から頂いたのですが、あいも変わらずこの地味な音楽をさておいて他の音楽に夢中しててCD棚を整理していた作業中に見つけ、何気なく聞き流すつもりでいたら、素晴らしい演奏に体が動かず聴き惚れてしまいお片付けはお終いとなりました笑
全楽章に共通するゆったりしたリズム、ヴァイオリンとピアノの古譚とも言える会話に引き摺り込まれました。

アモイヤルとロジェの演奏は派手な巨匠じみたものではなく、やはり名手と言った方が無難でしょうか。落ち着いた色調で、二人して不思議な会話をしている風で、その会話に聴き手の私はこれって音楽か?と経験したことのない酩酊が体の中を通ります。

本当か嘘かは判断できませんが、Wikではクララ・シューマンはこの曲を「あの世に持っていきたい曲です」と愛着を見せていたそうですが、確かにアモイヤルとロジェの演奏は、ブラームスとクララの意味深な会話のような気がして意味深してしまいます。

私は浅はかでしょうか?