木炭紙にインク+アクリル絵具 – 970 × 645 mm
Baiba Skride「ブラームス バイオリン協奏曲」
名曲と言われるバイオリン協奏曲は、ささっと10曲くらいは思いつきますが、ブラームスのバイオリン協奏曲ほど美しい曲はないんじゃないでしょうか。
このバイバ・スクリデが弾くブラームスのバイオリンコンチェルトはライブ録音なんですが、ライブでこれ程瞑想的で完璧な演奏が出来るという力量は、ジャケットの写真の自信に満ちた顔に現れるのですね。美しい方ですが、麗しく高みに立つ顔に惚れ惚れします。
第1楽章のカデンツァの見事な事!第2楽章の、ここぞと言わんばかりの「歌」に何度聴いても目頭が熱くなります。そして第3楽章、だいたいライブで聴く協奏曲の最終楽章はここでお終いね、ささっと行くよ、と言わんばかりが見え見えの演奏が多いのですが、何故か私には、スクリデの演奏は「またここから新たに音楽が始まるんだよ」とメッセージを送っているように聴こえるんです。私だけ?
サカリ・オラモとストックホルムフィルがまた美しい事!
