木炭紙にインク+アクリル絵具 – 645 × 490 mm


プロムナードコンサート サントリーホール 2024年11月3日

シベリウス:交響的幻想曲《ポヒョラの娘》op.49
グリーグ:ピアノ協奏曲 イ短調 op.16
ムソルグスキー(ラヴェル編曲):組曲《展覧会の絵》

指揮 タビタ・ベルグルンド
ピアノ ホーヴァル・ギムセ
東京都交響楽団

友人S氏のご好意で、久しぶりにコンサートへ出かけました。
ご招待の電話中、なしてS氏が東京都交響楽団を聴きに行くの?(東京都交響楽団関係者の皆様、ファンの皆様ごめんなさい)
一流の音楽を愛するS氏はベルリンフィルを聴きにベルリンまで行き、アンネ・ソフィー・フォン・オッターの歌曲を聴きにウィーンにまで飛んでしまうS氏ですので疑問に思いましたが、当日切符を目にし納得しました。
グリーグを弾くピアニストがホーヴァル・ギムセさんではありませんか!!日本へいらしてたんですね。それで納得。日本にいてノルウェーの、と言うより世界の名ピアニストの演奏を聴けるとは!僥倖とはこの事です。

演奏会の最初の曲はシベリウスの交響的幻想曲「ポヒョラの娘」ですが、どうしても演奏会最初の曲は硬くそろっていない印象なもので、曲がかわいそうですが、S氏の情報通り東京都交響楽団は昔と違って見違えるうまさです。
次の曲は私にとってお待ちかねのグリーグのピアノ協奏曲 。CDは何種類か持ちながら、まともに3楽章を通して聴いた事のない名曲ですが、最初の有名なあの出だしのピアノの音で、オーケストラに濃い血が流れ込んだかのように別のオーケストラになったのかい?と驚きです。オーケストラとピアノが一体となった素晴らしい演奏で、大変な感動でした!!
体調はイマイチでしたが、来て良かったな。と思いました。
最後の曲は休憩を挟んでムソルグスキー「展覧会の絵」ですが、私はこの曲がキライ(笑)ですので、いっそ、エイノユハニ・ラウタヴァーラの「至福の島」なんかで聴衆を煙に巻いて終演。なんてのはどうでしょうか?(笑)