木炭紙にインク+アクリル絵具 – 490 × 640 mm

Wayne Shorter「Speak No Evil」

ウェイン・ショーター のBlue Note時代の傑作アルバムですが、他の同時期の傑作アルバムの中でも飛び抜けている録音だと思います。全曲に浸透している、なんという高揚感!未来に栄光を見据えている達成感を感じます!
私が聴いてきた(大した数ではないですが)ジャズ音楽の中でも珍しい存在になります。マイルス・デイヴィスのSomeday My Prince Will Comeも同種の安堵感がありますね。ここからはいつもの下世話な話ですが、この頃からショーター達のギャラが鰻上りになってきたのではないですかね 笑
マイルスのSomeday My Prince Will Comeもそう感じる。マイルスの自伝を読むとジャズミュージシャンのギャラは悲惨な模様でした。CBSと契約し状況が好転して、あの穏やかで至福に満ちたSomeday My Prince Will Comeが録音できたのではないですかね。
話をSpeak No Evilに戻します。繰り返しますが、未来に栄光を見据えている達成感が聴者にも同様の達成感を感じさせる。この辺りが素晴らしいと思います。音楽はこうでなければね。