木炭紙にインク – 490 × 640 mm

Ritva Auvinen「Jean Sibelius SONGS」

以前シベリウスの歌曲集はアンネ・ゾフィー・フォン・オッターのCDをご紹介しましたが、リトヴァ・アウヴィネンさんのシベリウスの歌曲集も素晴らしいです。オッターの超人的な演奏と違って、いい意味で少し古風ですが、人間が歌っている。歌手の人生がほのかに感じます。歌いこんで、練り上げて、音楽の神が感応した演奏ではないですかね。4曲目のベルテル・グリベンベリ詩の「水仙」で美の世界へ誘い込まれます!!
詩中「水仙よ 水仙よ 何と美しくおまえの冠は輝くことか」とありますが、アウヴィネンさんも歌で輝いていますね。アウヴィネンさんは1932年生まれで、録音は1988年ですので、録音時は56才になります。スゲェ、なんと歌の瑞々しいことか!