木炭紙にインク+アクリル絵具 – 645 × 970 mm
日本には万葉集という類い稀な古典文学がありますが
普段使わない、万葉集の歌の言葉の中で、「神さびる」といった言葉が特別に好きです。辞書では — 古びて神々しく見える。荘厳で神秘的である。かんさびる。古びる。年を経ている。かむさぶ — などとありますが、お寺、展覧会などで古い仏像をみる時、仏像のお顔、指先、装身具など個々のパーツを部分的にみるより、古びた金箔の剥がれ具合、下地の漆の傷み具合を愛します。ですので、出来立てのピカピカの仏像には興味がありません 笑